29日 (日)  モミジと禅寺

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 東福寺の入口の臥雲橋   臥龍橋と紅葉   楓の紅葉の中の通天橋   三ノ橋川の渓谷


花巻からセントレア空港、そして京都に着いたのは14時頃でした。

小さなお寺さんが立ち並ぶ細い道を、人の流れにそって、屋根のある橋を渡り、境内に入りました。
本堂から、中央の屋根つきの橋を渡ると、橋の中ほどに張り出し舞台があり、紅の雲海を見るようなすばらしい光景が広がっていました。
この橋が、「通天橋つうてんきょう」で、その下を三ノ橋川が流れ、洗玉澗せんぎょくかんと呼ぶ渓谷には、
入口・下流の「臥雲橋がうんきょう」、上流には重文の「偃月橋えんげつきょう」の三つの歩廊橋がありました。

宋から持ち込まれたという、三つ葉の楓や、日本種など2000本もある楓の紅葉を、三名橋からの眺める景観は息をのむほどの美しさです。



 開山堂   開山堂の庭園   国宝の三門   本堂
 本堂の天井画   禅堂   東司   東司内部の絵


偃月橋は、国宝の「龍吟庵りょうぎんあん」に繋がります。
しかし、あまりの人に、龍吟庵やその石庭は見落としたのか、記憶がありません。

通天橋から繋がる開山堂は楼閣がある独特な建物で、開山国師像を安置しています。
市松模様の枯山水とサツキが美しい庭園は江戸時代の名園です。

東福寺は奈良の東大寺の大きさ、興福寺の隆盛にあやかり、名付けられたそうです。

日本に現存する最大にして最古の三門、本堂、方丈、庫裏などからなる主要伽藍を中心に、現存する最大最古の禅堂や、禅宗式の東司とうす(便所)の遺構などがあり、禅寺として修業僧の厳しい修業の場と、絢爛豪華な渓谷美を併せ持つ古刹で京都五山の一つです。


錦 市 場

日曜の夕方の錦市場は京都市民の台所として、観光客のお土産選びで、前に進めないほどの混みようです。

幅4m足らずの路地が400mも続いて、京野菜の聖護院かぶら、京漬物の千枚漬け、丹波栗、湯葉や生麩など、150件もの商店が軒を並べて、京都の食材は何でも揃うようです。

威勢よい声で、ハモの串焼きが、1串300円で売っていました。とても、身がしまって厚い、美味しいハモでした。

商店街の奥の錦天満宮は、 夕暮れになって提灯に灯がともり、穏やかな、豊かな雰囲気でした。








清水寺のライトアップ


京懐石の夕食もそこそこに、清水寺のライトアップを見に出かけました。

清水坂は清水寺を目指して急ぐ人、お店で買い物をする人で、夜とは思われない賑やかさです。

ライトアップされたモミジの紅いベールに包まれた仁王門と三重塔が浮き立つ幻想的な眺めです。

懸造りかけづくりの舞台と、檜皮葺きひわたぶきの屋根の本堂と、京都市内の夜景が冬の夜に輝いていました。

奥の院は、色とりどりの紅葉を背景に切り絵のように浮かび上がっています。

撮影スポットは、人垣が幾重にもなり、前に進むことができないほどの混みようでしたが、今まで見たことがないほど美しい紅葉のライトアップに、心から満足しました。

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 仁王門と三重塔   三重塔と清水の舞台   京都の夜景と清水の舞台   奥の院
 音羽の滝   懸造の舞台   三重塔   三重塔と放生池

 30日 (月)  洛西・洛北 紅葉めぐり 


善 峯 寺

洛西の善峯寺は、応仁の乱で多くの堂が焼失しましたが、桂昌院の寄進により再興されました。

日本一の樹齢600年の五葉松「遊龍の松」が有名で、奥の院からは京都が眼下に見える回遊式庭園でした。

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バス駐車場から東門へ 東門 山門の楓 本堂
"遊龍"の松 多宝塔 山の斜面の諸堂 桂昌院を祀る「けいしょう殿」
 
釈迦堂の楓 京都市内が一望できる お堂と紅葉 お堂を彩る紅葉
桂昌院のように"玉の輿"に 紅葉の中の釈迦堂 阿弥陀堂 落ち葉の石畳の道

光 明 寺

洛西の善峯寺の近く、法然上人が初めて「お念仏」の教えを説いたお寺です。

総門をくぐり、美しい石畳の表参道を登ると、壮大な御影堂にたどり着きます。 御影堂から渡り廊下の階段を下がっていくと、釈迦堂に着き、庭には勅使門と白洲に18の岩を配した信楽庭しんぎょうていがあります。

表参道脇の薬医門から総門までの参道「もみじ参道」を戻りました。

華やかな紅色の楓のトンネル「もみじ参道」は、JR東海ポスターにも採用された、紅葉の名所です。

「落ちモミジ」が特に美しいそうですが、身動きもできない人で、上がかろうじて見えるだけで、足元の落ちモミジは見られず残念でした。

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石畳の表参道 壮大な御影堂 渡り廊下
信楽庭 勅使門の楓 もみじ参道

常寂光寺


桂川、渡月橋、嵐山と、人の多さは、昔のままのようですが、そのほかはあまり記憶にありません。

限られた時間の中で、多くを見ようと欲張りましたが、常寂光寺じょうじゃっこうじだけで終わりました。

百人一首の小倉山の藤原定家の山荘跡は、平安時代を彷彿とさせ竹林と楓の美しさで、十分満足させてくれました。


洛北の源光庵・実相院


源光庵の本堂には、「悟りの窓」と名付けられた丸窓と、「迷いの窓」という四角の窓がありました。
丸が悟りの窓で「禅と円道」の心を表し、円は大宇宙を表現しています。
四角が迷いの窓で四苦八苦・人間の一生涯の苦悩を表しているそうです。

人間は、年齢とともに、四角から、丸へ、修練を積むようにということかな?


実相院には、奥の書院と客殿との間に回遊式庭園があり、「床もみじ」が有名です。
黒光りする床に映る庭の紅いモミジの美しさは、幽玄の世界へ誘います。

枯れ山水の石庭は紅葉のグラディションと白洲のコントラストがとても美しく雄大です。

 01日 (火)  宇治の三室戸寺・平等院

12月に入り、クリスマス・イルミネーションが輝く、水の都・大阪を一望できるホテルに宿泊しました。

Xmasイルミネーション ホテルから大阪の夜景

三室戸寺

石段を登りきると、突然、黒い甍の堂々とした本堂が目に入りました。
境内には本堂、阿弥陀堂、鐘楼,三重塔が並んで、有名な「三室戸の紅楓」が綺麗に紅葉していました。

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60段の石段を登ります   甍が美しい本堂  三室戸の山を背景の境内   紅葉越しに三重塔

宇治の平等院

平安時代の中頃、「末法の世」に突入し、極楽往生を願う貴族は、阿弥陀如来を祀る仏堂を盛んに造営しました。

藤原頼道は、阿弥陀如来の坐す中堂、左右の翼廊と、後ろに尾廊を付した阿弥陀堂を造営しました。
その形から「鳳凰堂」の名で呼ばれました。

中堂には、仏師定朝の作の「阿弥陀如来坐像」、雲に乗った観音様「雲中供養菩薩像」52体などがあります。

鳳凰像、梵鐘などの国宝の多くは、隣接する「鳳翔館」に収蔵展示され、阿弥陀如来坐像・雲中供養菩薩像などは平成の大改修がされたようです。 しかし、 建物本体は、色が退色し、腐食が進んでいないのかと心配になりました。

阿弥陀如来像の伏し目がちな眼差しが、優しく、平穏で、心癒されます。
雲に乗って楽器を奏でる養菩薩像は気持ちを和やかにし、世の中の悩みを払拭させてくれるようでした。

 平等院全景   平等院全景   阿字池  格子窓の阿弥陀如来   中堂内部(ビデオ)
  鳳凰堂の木組   ビデオの中堂内部   国宝の梵鐘  鳳凰像   鳳翔館の庭

2泊3日の「京都紅葉めぐり」の旅は、初め天気が心配でしたが、3日間好天に恵まれ、少し見頃は過ぎたとは言え、美しい紅葉を見ることができました。

伊丹空港から帰路 朱色の橋のかかる宇治川 宇治橋