春の嵐の旅

瀬戸大橋

瀬戸大橋の見える宿泊地

神戸異人館

風見鶏の館

昨晩からの暴風雨で心配したが花巻空港を定刻に出発。
東北の各空港からの参加者を伊丹航空で待ち合わせたが仙台便が遅れ、神戸異人館は「風見鶏の館」だけの見学になった。
18年前の阪神・淡路大震災で大きな被害があった三宮駅前から六甲山麓へ徒歩で15分「風見鶏の館」は風見鶏のあるレンガの外観で室内はドイツ様式の重厚な趣のある建物だ。

異人館の見学時間の少なさを嘆きながら観光バスに4時間揺られ薄暗くなった頃宿泊地に到着。
本州側の瀬戸大橋と瀬戸内海が間近に見えるホテルの温泉につかって長旅の疲れを癒し早々と休みました。


山陽道を西へ

倉敷美観地区

倉敷紡績の発祥地アイビースクエア

倉敷美観地区

ギリシャ風の堂々とした美術館

倉敷美観地区

倉敷川の家並とヤナギの並木

瀬戸大橋が開通25年で金属疲労による亀裂が11か所発見されたと今朝のニュースで報じていたが、ライフラインの欠陥は日本中のあちこちを発生しているようだ。

倉敷は江戸幕府の重要な直轄地である天領として栄え、倉敷川畔はみどりの柳とピンクのさくらが見頃で、往時の繁栄を物語る白壁となまこ壁の建物が軒を連ねていた。
また倉敷紡績の発祥の地で社業の発展と、文化面に貢献した2代目大原孫三郎は同郷の友人で洋画家・児島虎次郎に美術品の収集を依頼し民間初めての大原美術館を創設した。蔦のからまる石垣にギリシャ神殿風の堂々とした大原美術館には残念ながらオープン前で入館できなかった。

広島平和記念公園

原爆の子の像

広島平和記念公園

慰霊碑と原爆ドームを臨む

倉敷もあっという間で「もう一度ゆっくり来たい」と思いながら
140キロ先の広島に向かう。
広島市内は6本の川が中心部を流れ、広島城を車窓から眺め、橋を渡ると原爆ドームが見えてきた。
大分以前平和記念資料館で見た痛ましい惨状の記憶は今も残っているが、平和記念公園がこんなに広いとは知らなかった。





厳島神社

本殿

厳島神社

干潮の厳島神社の全景

大鳥居

厳島神社のシンボルの大鳥居

厳島神社のシンボルは海上の大鳥居。
干潮で大鳥居まで歩くことができ、沢山の人が潮干狩り、大きく、美味しいアサリを取っているようだ。

大鳥居は、高さ16m、棟の長さは24m、重さ60tの木造としては国内最大、10年ごと塗り替え今年がその年、1875年に建替えられて以来、そろそろ時期に来ているようだがこれだけ大きなクスノキが国内で調達できるか心配。

世界遺産は神社のほか、大鳥居が立つ前面の海、背後の弥山(みせん)を含む島の14%が登録されている。
朱色に光り輝く美しい社殿など6棟の国宝や重要文化財の中を通ることができるのは日本では厳島神社だけではないか。

佐々木小次郎の銅像

佐々木小次郎の出身地の銅像

錦帯橋

5連の錦帯橋が美しい

広島県と接する山口県岩国市は米軍基地と錦帯橋で知られている。
暴れ川の錦川に強固な橋を架けることが岩国城主の長年の悲願で、中国の僧侶の意見で5連の橋を架橋した。

何度もの流失、老朽で架替えるたびに組木の技法を学び、
現在の長さ200m、幅5m、高さ64mの5連のアーチ橋になったという。

石垣の橋げたと木造の5連のアーチ橋は満開の桜と、遠く山頂にみえる岩国城とともに絶好の撮影スポットだった。

また物干し竿の剣法を生み出したという佐々木小次郎の出身地?の銅像があった。

萩のホテルに着いたのは8時近くだった。おおよそ400キロの行程と思うが安全にここまで連れてきてくれた運転手さんのご苦労に深く感謝したい。一風呂浴びる間もなく夕食、フグ尽くしの料理はうまかった。早い出発に備えて温泉に入ってすぐ休んだ。


武家屋敷と神話の国

萩

萩の菊屋横丁

越ヶ浜

越ヶ浜の半島

早朝露天風呂に入って日本海に突き出た半島にあるホテルと分かった。
眼下には赤い石州瓦が美しい漁師町(越ヶ浜漁港)、背後には日本一小さい火山(笠山)がある風光明美な地。

萩の町は朝早くまだ静かだった。

萩・菊屋横丁

御成道の菊屋家住宅と久保田家住宅

萩・菊屋横丁

菊屋家住宅のうろこ壁

萩・菊屋横丁

坂の傾斜に段々に続く白い土塀

萩・菊屋横丁

白の漆喰と黒い腰板の塀が美しい

一番期待していた見学地だけに心が躍る気分、高杉晋作の立志像、田中義一(総理大臣)の生誕の地、白壁となまこ壁の続く「日本の道百選」の菊屋横丁を歩く。
”ななんと”この一区画だけで終わりなそうだ!
せめて鍵曲(土塀を鍵の手に曲げて侵入する敵を迷わすカイマガリ)だけは見たいと思いグループとは反対方向に走ったが集合時間が迫って途中で断念。

東光寺

藩士が寄進した500基の石灯籠

東光寺

萩藩主毛利家の菩提寺

松陰神社

高杉晋作も学んだ松下村塾

松陰神社

吉田松陰を祀る松陰神社

その後、吉田松陰を祀った松陰神社、松下村塾を見学し、萩藩主毛利家の菩提寺で500基の石灯籠のある名刹「東光寺」をお参りし、これはこれで良かったが、出来れば萩の城下町をもと見学したかった。
しかし団体旅行では仕方がない・・・だけど残念!

白壁や土塀から顔をのぞかせる夏みかんの風景に気持ちが落ち着いたが、町中が爽やかな甘い香り包まれるころ再び来たいものだ。

津和野

安野光雅の絵の里山

津和野

津和野のシンボルの鷺舞

津和野

森鴎外の旧宅

津和野

掘割の錦鯉

津和野の白壁やうろこ壁の塀が続く殿町通りの掘割を泳ぐ錦鯉の大きさに目を奪われた。
寒さのせいで掘割の橋の下にジッとしている鯉が多くいたが、菖蒲の咲くころは青紫と錦の彩で水に美しく描かれると思う。

森鴎外の出身地で、多くの偉人を輩出しているようだが、萩出身の田中義一は原内閣の陸軍大臣、森鴎外は後藤新平と岩手の先人と繋がりがあったようだ。
津和野の鷺舞は日本に只一つ残る伝統芸能で一度見たいと思う。安野光雅の描く柔らかな温かみのある津和野の里山は来て山を見て納得できた。

出雲大社

「平成の大遷宮」奉祝祭の予定

出雲大社

出雲大社本殿

出雲大社

さざれ石

小雨が降り出し薄暗くなって出雲大社に着いた。
国歌に「さざれ石の巌となりて」と詠われる、年とともに成長し、岩となり、苔むすまでの石を見た。
今年は5年間にわたる大改修が終わり5月10日から15日間に渡って「平成の大遷宮」が執り行われるそうだ。
私自身八方塞がりの年回りなので厄除けのお守りを買って、よろやおずの神さまのお加護をお願いした。

出雲

雨の中の夕焼け空に風車

出雲

垂れ込めた雲間から光射す

出雲

松の木の屋敷林

出雲平野には松の木の屋敷林に囲まれお墓のあるお屋敷が見られ、重く垂れた雲間から光が射し、風車が見えるのも神話の国・出雲ならではの風景?

今夜は出雲の名湯・玉造温泉に宿泊。


島根-鳥取-京都

宍道湖

宍道湖と嫁ヶ島

玉湯川

「ヤマタノオロチ」の神話の像

どんより曇って今にも雨が降り出しそうな寒い朝、宿の前を流れる玉湯川沿いのサクラはまだ美しい。
出雲は神話の国で「ヤマタノオロチ」や「イナバノシロウサギ」の像を見て歩いたが、雨が降り出し宿に引き返す。

宍道湖(しんじこ)は一級河川斐伊川の本流の膨らんだ部分。海につながる汽水湖で魚の種類が豊富でシジミ、白魚が代表的な味覚。

堀川めぐり

小泉八雲像と旧宅

堀川めぐり

武家屋敷

堀川めぐり

堀川遊覧船乗り場

松江は県庁所在地で、車窓から見る街並みは、しっとり落ち着いた歴史ある近代都市。
松江城のお濠を遊覧船で「堀川めぐり」をした。松江城、武家屋敷、大正ロマンを彷彿とさせる建物、近代的ビル、また小泉八雲の旧宅など混在する景観が楽しかった。雲が垂れ込め、みぞれが降るような寒さも山陰らしい歓迎なのかもしれない。

足立美術館

雨上がりの庭園

足立美術館

足立美術館の入口

「美しいものに感動する心」を伝えたい。
創設者の出身地・島根県安来市に創設した足立美術館。
横山大観をはじめ近代日本の巨匠たちの作品1,500点、
北大路魯山人などの陶芸作品、2010年にオープンした新館には次代を担う日本画家の優秀作およそ200点を収蔵。
特に、120点の横山大観コレクションのうち、20点余り展示されていた作品は圧巻。

「庭園も絵画」という50,00坪に及ぶ庭園に惹きつけられたが、ありふれた言葉では言い表せないほどの美しさ。

鳥取砂丘

風が強く立っていられない

日本海

波が荒い日本海

日本海の砂浜

らっきょ畑

安木節演芸館

どじょう料理で昼食

安来の味覚、ドジョウの唐揚げなどの「ドジョウ料理」で昼食をとり、鳥取に向かう。
日本海岸沿いに続く砂地にはらっきょや長芋の栽培をしているそうだ。
白砂が美しい白兎海岸は大きな白波が立って荒れているようだ。鳥取砂丘に到着したが、風が強く目も、口も開けていられないほど。チョト見て引き上げた。

ホテルの洗面所

「難を転じて」

部屋の露天風呂

テラスの露天風呂

ホテルの部屋

マッサージ機で疲れが取れた/p>

この旅の最後の宿は、京都府の宮津の湯らゆら温泉。
添乗員とのじゃんけんに負けた7組に露天風呂の付いた部屋を提供する、なかなかしゃれたことをした。
見事負けて部屋をゲット。
マッサージ機のあるベットルーム、12畳の和室、テラスに露天風呂があった。
出雲大社のお守りのご利益か、洗面所にあった絵のお蔭か、旅の疲れはすっかり取れた。


天橋立・股のぞき

天橋立

小学生の股のぞき

天橋立

天橋立

温泉とマッサージのお蔭で疲れも取れて、風もない穏やかな春の陽気の最終日をむかえました。
8:30にホテルをゆっくり出るのはこの旅初めてでした。

宮津湾を2分するように何千年もかけて堆積した3.6キロの砂嘴が日本三景・天橋立。宮津側からケーブルカーで登った笠松公園から、股の間から天橋立を見ると空と海が逆転し、天に架かる橋のように見えた。遠足で来ていた小学生が「股のぞき」をした恰好は可愛いが、大人は様にならない。

これで旅の全工程を終了、昼食後、出発点の伊丹空港へむけて戻った。それにしても、大阪-兵庫-岡山-広島-山口-島根-鳥取-京都の2府6県を駆け回る大忙しの旅だった。


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